Orage(オラージュ)ブランドはどこの国のメーカーのものなのか

2022年8月19日

楽天市場やアマゾンで見かけるOrageというブランドの掃除機。

最近ではOrage C20proやOrage C33といった機種が販売されているようです。

C20Proは価格が1万円前後で12000Paと値段のわりにまずまずの数値。

C33は17800円(安いときはもうちょっと値下がりするかも)で17000Paとコードレスにしてはかなり吸引力がある印象です(ヘッドの性能を考慮した数値ではありませんが)。

見た目はダイソンに似せた外観でそれぞれのパーツもアマゾンでよく売られている中国製の掃除機にかなり似ている気がしますが実際のところはどうなのか・・・

レビュー用に購入も考えていたので販売店さんに伺ってみました。

日本の会社のブランド!?

そして返事をもらってちょっとびっくり。というのもOrageは日本の フュージョンマーケティング株式会社 のブランドなんだそうです。

どんな会社さんかなのか調べてみると本社は大阪。

ネット通販を主とし、家電・おもちゃ・美容健康器具・スマホグッズ・日用雑貨から食品までさまざまな商品の卸し、販売を行っているようです。

社名 フュージョンマーケティング株式会社
所在地
本社 〒547-0016 大阪府大阪市平野区長吉長原3-15-26
電話番号 06-6777-1150(代)
創業
2007年1月
設立
2007年6月 (法人登記)
資本金
100万円(2010年1月1日現在)
売上高
12期 7億6600万円(2019年5月実績)
11期 5億9500万円(2018年5月実績)
10期 5億5700万円(2017年5月実績)
9期 5億7600万円(2016年5月実績)
8期 5億1500万円(2015年5月実績)
7期 6億7000万円(2014年5月実績)
6期 6億0000万円(2013年5月実績)
5期 3億1100万円(2012年5月実績)
4期 3億1500万円(2011年5月実績)
3期 3億8900万円(2010年5月実績)
2期 4億4900万円(2009年5月実績)
1期 2億1700万円(2008年5月実績)

http://www.8186.biz/company/

フュージョンマーケティング株式会社のホームページはこちら

製造は中国

商品企画は日本で、製造は中国で行っているとのこと。

掃除機のデザインや価格を考えるに自社で工場を持っているわけではなく中国の工場に生産を委託しているのだろうと思われます。

たぶんOEMってやつかと。OEMについてはこちらのサイトをご覧ください。

よって掃除機自体の設計や開発は中国メーカーによるものだと思われます。

Orageの保証について

Orageシリーズは2年の保証を謳っています(保証期間が違う製品もあるかもしれないので購入の際はよく確認してください)。

ただし保証内容をよく読んでみると・・・

  • 無償修理は1年以内
  • 1年以内の修理に際しての送料は片道を購入者が負担
  • バッテリーは半年保証
  • 1年以降~2年までは部品代のみで修理(工賃無料)
  • 1年以降~2年までの修理に際しての送料、代引き手数料は購入者負担
  • フィルターやブラシ等の消耗品は対象外

となっています。2年保証と言っても1年以降は修理代が掛かるので注意しておきたいところです。まあ1年以降も工賃無料で修理してくれるのは他のメーカーよりもちょっぴり良いかも?

消耗品が対象外というのは他のメーカーでもよくある話なのでまあしょうがないかなという感じです。

補修用性能部品は製造打ち切り後1年保有

さらに説明書を見てみたら補修用性能部品は製造打ち切り後1年しか保有していないそうです。まあ日本の大手メーカーと違って1年ごとに新しいモデルが出たりしないのかもしれませんが、それにしても1年とは短い気がします。

1万円~2万円という掃除機の本体価格を考えるとそんなに長期の使用は考慮していないのかもしれません。

ただ、中国メーカー品の説明書には補修用性能部品の保有期間なんて書かれていないのでこうした点を考えるとOrageはしっかりしているのかもしれません。

※保証内容や部品保有期間は2019年8月に調べたときのものですので、購入される方は購入時に販売ページをよくご確認ください。

Orageの掃除機自体の印象

掃除機の印象としては、まあよくある中国製の掃除機といった印象なのですが、キャンペーンでミニヘッド、ホースなど付属品が付いてきたりするので、こうしたタイミングを見計らって買うとお得かなとも思います。

購入者はレビューを書くとバッテリーの割引特典が受けられるキャンペーンもやってたりするので、キャンペーンは頻繁にあるのかもしれません。

フィルターについてですがOrageC20やC33のフィルターはこのようにカップみたいな形のHEPAフィルターが採用されているのですが、プリーツ状のフィルターの間にけっこう埃が溜まるので個人的には好きではありません。

ただ、私が販売ページを見たときは豊富な付属品の他にHEPAフィルターももう1個付いてくるキャンペーンをやっていました。フィルターが2つあれば片方を洗っている間もう片方のフィルターを使って掃除ができるというわけです。

サイクロンの分離性能は高くないがフィルター2つで補っていくスタイル・・・まあありといえばありかもしれません。

フィルター部分がもうちょっと進化したら考えてみたいブランドです。

25000Paのモデルも登場

吸引力や使い勝手を大幅にアップさせたモデル、Orage J55というモデルも登場しています。見た目はダイソンV10みたいですね。

吸引力の目安になる真空度は25000Paでコードレス掃除機ではなかなか見ない数値となっており期待できそうです。

そしてサイクロンユニット(ダストボックス内の円筒状のパーツ)はステンレススチールのメッシュフィルターが採用され、ゴミのキャッチ力がアップ。

バッテリーは取り外して充電が可能となかなか使いやすさに配慮されています、

Orage33との価格差も4000~5000円程度なのでこちらを検討してみるのも面白いかもしれません。

Orage X77

23000Paというかなり高い真空度のX77というモデルも登場しました。こちらの商品はバッテリーのあたりに25.9Vという記載が見られ、電圧が高くいかにもパワーがありそうなイメージを沸かせてくれます(コードレス掃除機の電圧は21.6Vとか18Vが多い気がする)。

ヘッドはソフトブラシを採用とのこと。ダイソンのソフトローラークリーナーヘッドみたいなものですね。じゅうたんなどにはやや弱いところがありますが床にやさしいのが特徴です。フローリングメインなら問題ないでしょう。

ヘッド前方の開口部が広く設けられていますが、こうしたモデルは大きめのゴミも吸い込める反面、床への密着力が低いのか真空度ほどの吸引力を感じられないことがあるので、このモデルがどこまで吸引力を発揮できるのが見ものです。23000Paという高真空度なので、まったく吸わないということはないと思います。

壁際はちょっと弱いかも。

ビジュアル面では本体上部に設けられたパワーメーターが斬新。Tinecoの掃除機を思い起こさせますが、こちらの掃除機はTinecoの掃除機と違って価格が1万円台。この価格帯でこのパワーメーターはかなり頑張っているんじゃないでしょうか。

サイクロン部分は最終的にHEPAフィルターでゴミを受け止めるタイプですが、メッシュフィルターの内部にサイクロンユニットをセットするようになっているので1万円台の掃除機としてはなかなか。

さすがにフィルターレスサイクロンとまではいきませんが、価格のわりに分離性能は高いかもしれません。

orage s60

真空度28300Paのハイエンドモデルです

LEDディスプレイを搭載し見た目の高級感も感じさせてくれます。

ヘッドやその他の部分はそれほど特筆すべきところはありませんが、真空度をアップしつつ価格の上昇もわりと抑えられているのでコスパの良いモデルといえるかもしれません。

orage X80

X77がパワーアップしたハイエンドモデルです。

こちらも真空度が28300Paとなっており、従来モデルよりも吸引力がアップしています。

ヘッドには変わらずローラー状のソフトブラシが採用されていて髪の毛が絡まりにくい、床に優しいといったメリットがありますが、この手のローラーを採用している場合は壁際に弱いことがあり(28300Paでカバーできるか?)、自分がOrageの掃除機を買うとしたらs60を選ぶかもしれません。

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