マキタCL115FDWIとCL107FDSHWを比較!どんな違いがある?
2021年発売のマキタの格安コードレス掃除機CL115FDWI。1万円ちょっとの価格で購入できるのが魅力です。
一方で長らく人気なのが2016年発売のCL107FDSHW。軽くてコンパクトな上にネットでの最安値が1万3000円程度とこちらも価格が魅力です。
価格に少し違いはありますが安い、軽いというのが共通している点です。お手頃価格の軽量コードレスを探している人からすると違いが気になるところだと思うので両者を比較してみることにしました。
↓単独のレビュー記事もありますのでこちらも参考にどうぞ。
両者のスペック比較
CL115FDWI | CL107FDSHW | |
吸込仕事率 | パワフル35W 強20W 標準5W | パワフル32W 強20W 標準5W |
連続使用時間 | パワフル 約10分 強 約16分 標準 約50分 | パワフル 約10分 強 約12分 標準 約25分 別売りのBL1040B使用時 パワフル 約 27分 強 約32分 標準 約67分 |
充電時間 | 約4時間 | 約22分 |
充電方法 | 本体に充電プラグを差し込む | バッテリーを取り外して充電器にセットして充電 |
バッテリー | 2.0Ah-直流10.8V | 付属のBL1015 1.5Ah-直流10.8V 別売りの高容量BL1040B 4.0Ah-直流10.8V |
本体質量 | 1.0kg | 1.1kg 別売りのBL1040B使用時は1.3kg |
集じん容量 | ダストバッグ 500ml 紙パック 330ml | ダストバッグ 500ml 紙パック 330ml |
CL115FDWIはパワフルモード時の吸込仕事率が3Wほど高く、連続使用時間は強モードで4分、標準モードで25分ほど長くなっています。CL115FDWIの場合は標準モードの吸引力が極端に落ちるので長くても使うことは少ないかもしれませんが・・・
また、本体質量も0.1kgほど軽くなっていますが一番の違いはやはりバッテリーでしょう。
バッテリーと充電方式
CL115FDWIの場合はバッテリーが内蔵されており、アダプターのプラグを差し込むことで充電ができます。
一方のCL107FDSHWには着脱可能なバッテリーと専用の充電器が付属し、約22分という短時間で充電ができます。付属のバッテリーは製品にもよりますが、マキタ製の電動工具でも使用ができるので使い勝手の面でも優れています。別途高容量のBL1040Bを購入すれば多少重くはなりますが運転時間を延ばすこともできます。
一方のCL115FDWIは一応バッテリーの取り外しは可能で交換もできますが、単体での充電はできませんし充電にも約4時間かかります。
「マキタの他の機器は持っていないし充電時間もかかっていいから少しでも安く」という場合はこちらのほうがおすすめです。
逆に22分という高速充電に魅力を感じたらCL107FDSHWのほうがおすすめです。
ヘッドの違い
どちらも回転ブラシを搭載していないのですが、CL115FDWIのほうは「じゅうたんノズルDX」というヘッドが採用されているっぽいです。3か所にブラシが配置されています。
一方でCL107FDSHWは非常に簡素な作り。
どちらも10.8Vでそれほどパワーがあるわけではなくマットやじゅうたんでは得意ではないのですが、それでもCL115FDWIのほうが少しゴミが取れやすいような気がします。
じゅうたんノズルDXはゴミが取れる分、ブラシに細かな繊維が絡みつきやすいというデメリットもあるにはあるのですが、その点はこちらのサイト
電動工具&日常DIYさんが解説されています。
壁掛け用のハンガー
CL115FDWIはバッテリーが外側に無いので、その部分にハンガーが装備されています。これは壁に立て掛けて保管する際に使えます。
CL107FDSHWはハンガーが無いけどストラップが使えるので機能性に大きな差があるわけではないのですが、バッテリーの違いがこうした点にも影響を及ぼしています。
安さと吸引力ならCL115FDWI・バッテリーの使い勝手ならCL107FDSHW
と、こんな感じで違いをチェックしてみましたが、一番の違いはバッテリーでしょうね。
とにかく安くというならCL115FDWI。充電時間やバッテリーの使い勝手を重視するならCL107FDSHWということになるかと思います。
吸引力は多少CL115FDWIのほうが上な気がしますがそれなら同じマキタでも電圧の高いCL281FDRFWなんかが良いのではないかと思ったりします。
↓価格は高くなるけどパワーもあるCL281FDRFW。