掃除機ブランドJASHENはどこの国のメーカーのもの?
アマゾンで販売されている掃除機のブランド「JASHEN(ジャシェン)」。
今回はこちらのブランドはどこの国のメーカーのものなのか。そして掃除機のラインナップについて書いてみたいと思います。
公式サイトがある・中国のわりと大きな会社だった
JASHENブランドは中国語と英語ですが公式サイトが存在します。そのURLがこちら。
アマゾンで販売をはじめたばかりの会社だと公式サイトも存在しなかったりするので、わりと真っ当な会社・・・むしろブランドの紹介ページでは1998年から掃除機を販売し、60か国以上で3000万以上の商品を販売したとの記載がみられるので、かなり老舗の部類ではないでしょうか。
ブランドを所有しているのは深圳杰深科技有限公司。所在地は深圳市宝安区ということでやはり中国の深センにある会社です。深センは工業地帯になっていてこうしたメーカーが多数ありますからその中の1社ですね。
企査査という企業情報を調べるサイトで探してみると設立日は2018年8月17日。1998年から掃除機販売の実績はあるものの何らかの事情から新たに設立された会社だと思われます。
登録資本金は3000万人民元となっていました。3000万元は1元15円で換算すると4億5000万円でかなりの規模の会社です。JASHENのニュースページによると2000万との記載が見られるのでのちに1000万元ほど資本金が増資されたようです。
掃除機のラインナップ
J07
ヘッドよりに重心がある、中華製としては珍しいタイプのコードレス掃除機です。
ハンドル部分に操作ボタンが搭載されていますが、びっくりしたのが赤外線で動作をコントロールするところ。たいがい有線でつながっているはずなのですが、さすが他の企業とは違うなとおもわされました。
粘着式のフックが付属し、家具などに取り付けることで穴を開けることなく壁掛け収納ができるのも他の掃除機と違うところです。
ヘッドの可動域は左右120°、前後90°との記載。左右の可動域はまあそんなに広くないですね。このへんは中華製。
運転時間は強モードで20分、標準モードで45分と長め。真空度は15000Pa(=吸引力ではないけどある程度目安になる)で数値からすると吸引力は十分実用レベルだと思います。
V12
よくある形状のコードレススティック掃除機。真空度は12000PaでJ07よりも低いですがこのぐらいあればあとはヘッドの性能次第ではないでしょうか。
ヘッドの可動域は左右120°前後90°でやっぱり左右の可動域は狭いです。

充電ベースは写真をみる限りMOOSOO K17改良型と同じだと思われます。壁掛けにするとノズルが前方に飛び出すように収納されるので掃除機を取るときに手が当たって落下しがちです。
iRoomのAST-009PlusやD10でも同じような充電ベースが採用されています。

あくまでも販売ページの写真からの推測ではありますがサイクロン部分も形状がそっくりなのでおそらくAST-009Plusと似たような仕様になっていると思われます。
重量は本体が1.2kg。スティック時が2.2kgのようなのでまあこんなもんかなといったところ。
運転時間は強で15分、標準で30分となっています。
D16Pro

他の中華製ではあまり見ないデザインが目を引きます。延長パイプは2つのパイプを連結させて使うようです。
真空度は17000Paとなかなか。
本体は1.6kgでやや重めですが、スティック時は2.3kg。若干重めな気もしますが本体の重さのわりにスティック時の重量は抑えられている気がします。
運転時間はミニモードで約30分、MAXモードで約12分。

バッテリーを取り外すことができ、単体で充電することも本体にセットして充電することもできるのも特徴となっています。

ヘッドもあまり見かけない形状で、この手のヘッドは使ったことが無いので未知数な面はあります。ヘッドの先端が丸くなっているので壁際の性能が気になるところ。
V17

価格は2万円オーバーなので中華製にしては高いですがLCDディスプレイを搭載。

精度のほどはわかりませんがゴミを検知するセンサーを搭載しており、ゴミの量によって自動的に強弱を切り替えてくれるオートモードを搭載するなど、格安中華製掃除機とは一味違ったモデルです。
運転時間は標準モードで約40分、強モードで約15分となっています。バッテリーは着脱可能で予備バッテリーを用意しておくと便利に使えるようです。
重量が本体約1.5kg、スティック時が約2.9kgと重いのとセンサー機能が未知数なのがマイナスポイントではありますが、なんだかワクワクさせてくれる機種です。