iRoom D10レビュー!大量の写真と30分以上の動画で徹底チェック!

2020年10月6日

今回レビューする掃除機はiRoom D10。

楽天市場の

iRoom

さんより製品のご提供をいただきました。

1万円台前半で買えるコードレス掃除機で、ヘッドには回転ブラシも搭載されています。この価格帯は競合する中華製掃除機が多いですが、どのような特徴があるのでしょうか。

徹底的に検証レビューしていきたいと思います。

iRoom D10の基本スペック

まず、D10の基本的なスペックですが下記のようになっています。

外形寸法幅230mm×奥行210mm×高さ1080mm (フロアヘッド、延長パイプ装着時)
バッテリー22.2V/2200mAh
充電時間4時間
吸引力通常モード7000Pa(説明書には9000Paと記載)、強モード18000Pa
騒音値75dB
重量2.1kg
使用時間通常モード約35分
強モード約16分
集じん容量約0.8L(MAXラインまでだと0.3Lだった)

バッテリーは22.2Vを採用。基本的に電圧が高いほど吸引力が期待できますが22.2Vあればメインでもある程度やれそうです。

充電時間は約4時間。標準的か、やや長いといった程度か。

吸引力はPaで表記されています。ヘッドの性能もあるのでPa=吸引力ではありませんが、ある程度の目安になり、7000Paはあまり期待できなさそうな数値ですが、強モードの18000Paは心強いです。1万円少々の掃除機としてはまずまずの数値ではないでしょうか。

重量2.1kgはスティック時の重さでしょう。本体、延長パイプ、ヘッドを含めて重さだと思われます。1万円少々の安い掃除機としてはこんなもんでしょうが、軽量モデルとくらべると重い感はありますね。

D10開封

↑開封の様子や取り回しなどを動画にしてみました。

取り回しはヘッドの可動域が狭め(中国製としては一般的)。騒音はまあこんなもんかなって感じの音で特別静かとかうるさいと感じるレベルではありませんでした。

MOOSOO K17改良型という、この掃除機とほぼ同じ形状の掃除機と音をくらべてみると、強モードの際の甲高い音が少し抑えられているような気がしました。

D10の箱。黒をベースにしたデザインがシックです。

内容物

内容物を取り出して並べてみました。

本体、延長パイプ、ヘッド、予備のフィルター、延長パイプ、すき間ノズル、コンビネーションノズル、フレキシブルホース、布団ツール、充電ブラケット、ブラケット固定用ネジ、説明書。

といった内容です。順番にチェックしていきましょう。

本体

本体左右

MOOSOO K17に非常によく似た構造です。

丈夫にモーターとバッテリーが配置されていて重心が頭でっかちな印象です。持った感じは多少重みは感じるけど、扱いづらいって程でも無いかなという感じ。値段なりとも言えるかもしれません。

本体真ん中あたりの上部に開いている穴が排気口です。

操作ボタンは1つでボタンをおすごとに、電源オン(標準モード)→強モード→電源オフといった具合に切り替わります。ダイソンっぽいデザインの本体ですが、ダイソンと違ってずっとトリガーを引いたままにする必要はありません。

標準モードで使っていて電源を切ろうと思ったら、一度強モードにしてから電源を切る必要がありますが、片手だけで運転モードの切り替えができるというメリットもあるので一長一短です。

また、電源ボタンの前方にはダストカップを取り外すためのボタンがあります。うっかり押してしまいそうですが、電源関連のボタンではありません。

本体上下

バッテリーが本体上部に配置されているので、下側はすっきりとした印象。充電プラグを挿し込むための穴が見えます。

スティックタイプの掃除機として使い、壁に立て掛けたさいに滑り止めとなるゴムはありません。ダイソンや大手メーカーでけっこう見かけるので、D10にも取り付けてもらいたいところ。

別にすべり止めのゴムが無くても立て掛けることはできるのですが、あればあった安定感が増すので助かります。

バッテリー残量表示のランプはバッテリー部分にありますが、表示は1段階なので細かい残量はわかりません。

ダストカップの底には型番や電圧などが記載されたシールが貼られています。電圧は販売ページ記載のとおり22.2V。

本体前後

本体を後ろからみるとバッテリー後方に穴が開いているのがわかります。

排気口は別に設けられていますが、掃除機を使っているとこの穴からも少し空気が出てきます。バッテリー内に風を通すことで冷却を兼ねているのかもしれません。

バッテリー

バッテリーは着脱が可能です(箱を開封したときはバッテリーが外された状態だった)。

特に取り外しボタンは無く、後方に引っ張ることで外れます。バッテリー単独で充電はできませんが、簡単に着脱ができるので、バッテリーに寿命が来た時に簡単に交換ができます。


きちんと交換用のバッテリーも販売されています。

ダストボックス

ダストボックスは掃除機本体のボタンを押しながらくるっと回して外します。

ダストボックスを外した本体

ダストボックスはダストカップ、ステンレスフィルター、プリーツ状のHEPAフィルターの3点から構成されています。

ゴミ捨てレバー

ゴミ捨てはダストカップのレバーを引いて行う仕様。

ダストカップの蓋部分

ダストカップの蓋部分には電圧などが記載されていました。

ステンレスフィルター

メッシュの部分がステンレスですが、特に目が細かいということもなく普通といった印象です。

HEPAフィルターの上下

HEPAフィルターはカップ状になっています。

HEPAフィルターとメッシュカバー

メッシュのカバーが巻かれていて、これでHEPAフィルターに付着するゴミを軽減する仕様のようです。

カバーがあっても結局フィルターに埃は溜まるのですが、無いよりはマシな感じです。

HEPAフィルターは予備が1つ付属し、片方を水洗いして乾燥させているときでももう片方を使えるのでなかなか便利です。これはありがたい。

ちなみにステンレスフィルター、HEPAフィルターともに水洗いが可能です。

ヘッド

ヘッド上下

ヘッドは中国製の掃除機によくある形状です。大きな2つの車輪が特徴的。

幅は25㎝少々でした。わりとワイドなので広範囲を一度に掃除するのにはよさそうです。

ヘッド前後

前方には3灯のLEDが搭載されており、暗いところのゴミも良く見えます。

可動域

ヘッドの可動域は国内有名メーカーとくらべると狭いですが、中国製の掃除機の掃除機としては一般的なレベルです。普通に掃除する分にはそんなに問題を感じませんが、完全にフラットにして棚下の狭いすき間を掃除するような場合は国内メーカー品のほうがいいかもしれません。

ブラシを取り外したところ

ブラシを外すのにパーツを取り外す必要がありますが、このパーツを外すのにマイナスドライバーかコインが必要です。最近の掃除機はヘッドのお手入れをする際にツールレスのものが増えてきていますし、中国製のものでもツールレスのものが出ているので、この点はマイナスです。

ブラシの毛は赤色と緑色の毛で構成されており、緑色の毛はかなりやわらかく、赤色の毛は緑色より若干硬めになっています。この2種類の違いでゴミを搔き集めるようです。

ヘッドの内部など

なお、お手入れとは関係がありませんが、ヘッドの前方裏側にはスリットがあり少し粒が大きめのゴミでも問題無く吸い込めるようになっているようです。

延長パイプ

延長パイプ

延長パイプは伸縮不可のタイプ。

iRoomのロゴ入り

長さは出っ張りの部分も含めて65㎝少々。特に長いとも短いとも感じません。

付属品

すき間ノズル

すき間ノズルはよく見かけるタイプです。プラスチックの感じは安っぽいですが。特に使用に問題は感じません。

コンビネーションノズル

コンビネーションノズルはブラシの部分を必要に応じて出し入れができます。

幅は狭く、かなりコンパクトです。作りが安っぽいのはすき間ノズルと同様ですが、意外とブラシの固定はしっかりできました。

布団ツール

布団ツールは回転ブラシが搭載されていて、布団やソファの掃除に使えるツールです。

ブラシ部分
可動域

前後に可動しますが、布団用なのでそんなに可動域は広くありません。

ブラシは取り外してお手入れができますが、コインやマイナスドライバーを使って外さないといけないのでちょっと面倒です。

フレキシブルホース

びよーんと伸びるホースです。

本体に装着し先端にすき間ノズルやコンビネーションノズルを取り付けることで、本体の入らない狭いすき間などを掃除できます。びよーんと伸びて使い勝手はなかなか良いですが、電気配線は無いのでヘッドや布団ツールを接続してもブラシが回転しません。一応接続はできるので使えないこともないです・・・

充電ブラケット

充電ブラケットの全体とアダプター部分

充電ブラケットは壁掛けにしても床置きにしても使えます。アダプタの型番はYLJXA-J260040。

充電ブラケットを下から見たところ

付属のノズルを収納するスペースが2つ。そして別売りのスタンドを挿し込むための穴があります。


掃除機と同時購入すると3300円で買えるので手軽にスタンドが欲しい人にはピッタリです。

充電しているところ。充電中は赤色のランプが点滅。完了すると緑色に点灯します。

取り外すときは出っ張りの部分を押さえながら。大きな問題はありませんが片手では取り外しができません。

ブラケットを床に置いた状態だとちょっと押さえにくいかもしれません。

プラグを本体に直接挿し込んで充電する方法も考えてみました・・・

ブラケットのネジを外せば充電アダプターのプラグは外れると思いますが、結局挿し込み口が掃除機の下側(底)にあるので、充電の際は掃除機本体を横に寝かせなければなりません。あんまり見栄えはよくないですね。

壁掛けしたときの様子

印象としてはやや電源コードが短い気がします(アダプター以外のコードの部分だけ測ってみたら105cm程度)。

コンセントが離れた場所にある場合は延長コードが必要です。

ノズルを2本収納

ノズルは2つセットできますが、布団ツールは収まりません。

組み立ててみる

組み立てた感じは普通のスティッククリーナーといった感じ。特に変わった感じはありません。

ハンディモード

各部の重さ

本体1235g
ヘッド602g
延長パイプ217g
フレキシブルホース181g・すき間ノズル41g・フトンツール238g・コンビネーションノズル48g

本体は1.2kgちょっと。シャープのラクティブエアシリーズなどの軽量モデルとくらべると重いですが、価格や吸引力を考えると重くはないと思います。

本体、延長パイプ、ヘッドを合わせた重さは2.05kgちょっとと公称値よりやや軽い数値でした。

実際に使ってみる

吸引力について

重曹をジョイントマットに撒いて吸わせてみたところ、通常モードでも問題無く吸えます。壁際ですが1往復では取り残しがあるので何往復かして念入りにかける必要があります。また、ヘッドを当てる位置によって取れ方に違いがあります。ヘッドの真ん中あたりより、端のあたりを当てたほうが取れやすい気がします。

強モードでは1往復でほとんど取れますが、わずかに取り残しがあります。

標準でも強でもヘッドを横にスライドさせると壁際のゴミは取れやすいのですが、ヘッドに大きな車輪が付いているせいかスライドさせにくいです。

壁に対して平行にヘッドを動かした場合(動画1:31頃)は壁際重曹はかなり取り残しがあり、実用的ではない気がします。

フローリング上に糸くず、シュレッダーにかけた紙、小さく切った消しゴム、重曹を撒いて吸わせた検証では、糸くずの絡みは少なく、紙や消しゴムも押し出すことなく吸うことができました。ヘッドの裏側を見ると、前方に大きめの隙間が設けられており、ここから吸えているようです。ヘッド内の詰まりも見受けられず、このあたりはなかなか良好です。

ドア下の溝に入った重曹の取れ具合もまずまず。横にスライドさせづらいですが、際の掃除はなかなか得意みたいです。

マットに重曹20gを撒いてどのぐらい吸えるのか試した結果は

通常モード16g・強モード15g

と通常モードのほうが吸えるという結果に・・・もう1度検証してみたら

通常モード15g・強モード15g

という結果になりました。検証自体がアバウトな検証なので断言はできませんが、マットを掃除する際は標準モードでも強モードでも大きな差はなさそうです。

畳マットの掃除も特に問題なし。付属品は安っぽいものの大きな問題は無い感じです。

布団ツールは手前に引くときに吸い口の部分が浮いてしまうので押す動きだけで使うようになるぐらいでしょうか。

お手入れ

ダストカップのゴミはレバーを引いて捨てるようになっています。手元にゴミ捨てボタンがあれば便利だけど、1万円ちょっとの掃除機だからしょうがないのかなという感じ。

ダストカップの取り外しはくるっと回して行う珍しい構造なので他のサイクロン掃除機を使っていた人は慣れるまで違和感を感じるかもしれません。

ステンレスフィルターは目がそんなに細かくないのでわりとゴミが通過する印象。髪の毛を吸わせると数本はくるくる丸まってダストカップ内に落ちるのですが、数が増えてくるとステンレスフィルターの細い部分に絡まりはじめます。性能としては値段なりってところかと。

プリーツ状のHEPAフィルターにはメッシュカバーが巻かれていますが、重曹はここも通過してHEPAフィルターに達していました。まあ埃とか吸わせた場合はゴミを軽減できるでしょう。

HEPAフィルターはすき間に埃が溜まって取りにくいですが、水洗いできますし、交換用にもう1セット同梱されています。交換用のフィルターが用意されていると、片方を洗って乾燥させながらもう片方を使えるのでローテーションができます。

ヘッドや布団ツールのブラシを外すときにコインやマイナスドライバーが必要になるのはやっぱりちょっとめんどくさいです。ツールレスでお手入れしたい・・・

ちなみにダストカップの集じん容量も調べてみましたが0.3L程度でした。説明書に書かれている0.8LはMAXのラインを超えていっぱいまでゴミを吸わせたときの容量のようです。

iRoom D10のおすすめポイント・マイナスポイント

おすすめポイント

  • 壁際はまずまず優秀
  • 粒が大きめのゴミも押し出すことなく吸える
  • マット掃除は強モードがそれほどでも無いものの標準モードが健闘
  • 予備のHEPAフィルターが付いてくる

マイナスポイント

  • 壁に立てかけた際のすべり止めゴムが無い
  • ツールレスでブラシが外せない
  • バッテリー残量表示が1段階
  • サイクロンの分離性能は値段なり

すべり止めやツールレスなど使用の際の配慮がもう少しあればなあという感じの機種ですがパワーは不満を感じませんし、予備のフィルターが付属するなど使い勝手の良い面もあります。

標準モードと強モードでマットに撒いた重曹の取れ具合に差が出なかったのは謎ですが、マットのゴミもそこそこ吸えるので、フローリングの家でなくてもある程度使えそうです。

トータルの性能で見ると同クラスの掃除機が無いわけでもありませんが、大きめの粒や紙くずも吸える点や壁際の掃除などある程度秀でている部分もあるのでお手頃価格の掃除機をお探しの方はチェックしてみては?



交換用フィルターは単品でも売られています。

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